稲田堤駅前脳神経外科内科クリニックBlog
| 2017 | 11月
脳卒中(1)
(2017年11月22日 19:44更新)
今回は、脳卒中についいてご説明いたします。
1.脳卒中の種類
A.脳梗塞;
脳の血管が血の塊(血栓)によってつまり、血流が途絶えて、脳細胞が壊れてしまうもの(壊死)で、3つのタイプがあります。
a.アテローム血栓性脳梗塞;動脈硬化によって狭くなった血管が詰まる。
b.ラクナ梗塞:細い血管が詰まる。
c.心原性脳塞栓症;心臓にできた血栓が脳の血管に運ばれて詰まる。
B.一過性脳虚血発作
脳の血管が血栓によつて一時的に詰まるもので、普通は数分間から1時間以内に症状がなくなります。
C.脳出血
脳の血管が破れて出血がおこる。
D.クモ膜下出血
脳の血管にできたコブ(動脈瘤)が破れて、脳の表面(クモ膜下腔)に出血が広がります。
2.脳卒中の原因
脳卒中のの発症には、生活習慣の乱れや様々な危険因子(病気)が関連しています。危険因子の中で最も重要なのは高血圧症です。
A.生活習慣の乱れ
a.食生活の欧米化
b.運動不足
c.塩分の取り過ぎ
d,喫煙
e.(アルコールの)飲みすぎ
B.危険因子
a.高血圧症
b.糖尿病
c.脂質異常症
d.心房細動
e.メタボリックシンドローム
ポイントはやはり生活習慣です。
次回は、対策についてお話いたします。
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